auひかりへの乗り換えで最後まで私が首をひねったこと。131,000円還元の裏側と10ギガの現実味

今のネット回線に不満があるとき、真っ先に候補に上がるのが「auひかり」だと思います。私もそうでした。特に「最大131,000円還元」という景気のいい数字を目にすると、今の回線の違約金なんて一瞬で吹き飛ぶような気がして、つい前のめりになってしまいます。

ただ、仕事でWebメディアの編集に関わっている職業病なのか、うますぎる話にはどうしても裏を探りたくなる性分です。「本当にそんなに貰えるのか?」「工事費実質0円の『実質』って何だ?」と、調べれば調べるほど、手放しで喜べない現実も見えてきました。

この記事は、私が自宅の回線をauひかりに切り替えるべきか、それとも他社に留まるべきか、数日間にわたって悩み抜いた記録です。スペック表の数字だけでは見えない、もっと生々しい「迷い」の部分を共有できればと思います。

「最大131,000円」という数字の正体を追いかけて

私が最初にやったのは、申し込むことではなく「そもそも自分が対象か」を確認することでした。
ここがズレていると、どんな比較も意味がなくなるので。

▶ auひかりが使える条件・エリアを先に確認する

サイトを見て、まず私が一番に食いつき、そして一番に警戒したのが、あの大々的な還元額です。
13万円超えという金額は、生活費数ヶ月分に相当します。

調べてみて分かったのは、この金額は決して「誰でも、座っているだけで振り込まれるお金」ではないということです。プロバイダの特典、公式の乗り換え支援、そして特定のオプション加入。これらがすべてパズルのように組み合わさって、初めて「最大」という冠が外れます。

ここで私は立ち止まりました。「還元をもらうために、不要なオプションを月々数千円払うのは本末転倒じゃないか?」という疑問です。

確かに、他社の解約金を最大55,000円まで肩代わりしてくれる「auひかりスタートサポート」は、今の契約に縛られている私にとって救いのように見えました。でも、還元の条件を細かく読み込んでいくと、受け取り時期が数回に分かれていたり、自分から申請の手続きをしなきゃいけなかったりと、意外と「受け取り忘れ」を狙っているような仕組みにも感じてしまったんです。

「最大」という言葉に踊らされて、受取時期や申請手順の確認を怠ると、結局一円も手にできないリスクがある。これは、面倒くさがりな私にとっては最大の懸念点でした。

独自回線の「10ギガ」は、私の生活に本当に必要なのか

次に惹かれたのが、最大10ギガという超高速通信です。NTTの回線を借りている「コラボ光」とは違い、KDDIが自前の設備を使っているから混み合わない、という理屈はよく分かります。

ただ、ここでまた一つの壁にぶつかりました。私の住んでいるエリアが、そもそも10ギガに対応しているのかという問題です。

比較項目auひかり(独自回線)ドコモ光・ソフトバンク光等(コラボ光)
通信速度(理論値)最大10Gbps / 5Gbps / 1Gbps最大1Gbps(一部10Gあり)
回線の混雑独自の設備のため比較的空いている利用者が多く、夜間に影響が出やすい
提供エリア全国区だが、一部地域やマンションに制約ありNTTフレッツ網のため全国ほぼ網羅
スマホセット割au・UQ mobile各キャリアに準ずる

表にしてみると、スペック上はauひかりが圧倒しているように見えます。でも、調べて初めて気づいたのは、「10ギガの速度を出すには、家の中のLANケーブルやルーターもすべて買い替えなきゃいけない」という事実でした。

今のパソコンやスマホがその速度を受け止めきれないなら、宝の持ち腐れです。さらに、マンション住まいの場合は、建物内の設備が古ければ、たとえ外から10ギガを引っ張ってきても、部屋の中では100Mbpsしか出ないなんてこともあり得ます。

結局、私が欲しかったのは「10ギガという数字」ではなく「夜でも動画が止まらない安定感」だったはずです。そう考えると、必ずしも10ギガに固執する必要はないのかもしれない、と心が揺れ始めました。

「初期費用実質0円」の甘い響きに隠れた縛り

もう一つ、私の背中を押しつつも、同時に足を止めたのが「初期工事費実質0円」という仕組みです。

4万円を超える工事費が無料になるのはありがたい。けれど、これは「一括で0円」になるわけではなく、月々の分割代金と同じ額を割引いて相殺する形です。つまり、「工事費を払い終わる前に解約すると、残った分を全額一括で請求される」という、いわば見えない縛りなんですよね。

転勤が多い人や、数年以内に引っ越す可能性がある人にとっては、これはかなりリスキーな条件です。私は今の家に長く住むつもりですが、それでも「万が一」を考えると、この「実質」という言葉が少し重く感じられました。

沖縄や離島にお住まいの方は、そもそも申し込みの対象外です。これ、意外と公式サイトの深いところまで行かないと気づけない点だったので、該当する方は注意してください。

正直、ここまで調べると「自分の場合はどうなんだ?」が一番気になりました。
私もここで一度、公式条件を見直しています。

自分の条件に当てはめて確認する

結局、私はどう判断したか

数日間、パソコンの前でプランを比較し、口コミを読み漁り、自分のスマホのマイページを確認し続けました。

私が出した結論は、「還元額の最大値を目指すのではなく、今の自分の状況で確実に手に入るメリットだけを数える」ということでした。

具体的には、以下の3点に当てはまるなら、auひかりは「正解」だと考えていいでしょう。

  1. au、あるいはUQ mobileのスマホを使っている(セット割の恩恵がデカい)
  2. 今の回線の解約金が重荷で、身動きが取れなくなっている
  3. マンションの共有回線ではなく、自分専用の速い回線が欲しい(戸建てや対応マンションの場合)

逆に、スマホがドコモやソフトバンクだったり、数年で引っ越す予定があるなら、あえてauひかりを選ぶ理由は薄いと感じます。

私は最終的に、「今の回線の遅さにイライラする毎日」と「還元の手続きの手間」を天秤にかけました。結果、毎日数時間向き合うネット環境が快適になるなら、一度きりの手続きくらいは頑張ってみようと思えたんです。

もし、あなたが私と同じように「13万円」という数字に惑わされているなら、一度その数字を忘れてみてください。そして、スマホのセット割と、今の回線の不満が解消される価値だけを見て判断するのが、一番後悔しない方法だと思います。

私が最後に条件の細部を確認し、エリア検索をして「いける」と判断した場所を置いておきます。ここで自分の住まいが対象かどうか、まずは静かに確認してみるのが最初のステップになるはずです。

もし、ご自身の住んでいるマンションが対応しているか不安だったり、具体的な還元額の計算で迷っていることがあれば、いつでも教えてくださいね。私の調べた範囲でお答えできるかもしれません。

ただ、私の場合は、「今の住環境と条件ならauひかりは合わない」と判断しました。
なので、答えられる範囲は正直限られてきます。

もしあなたもここまで読んで、
「一度ちゃんと条件を確認してから決めたい」と感じたなら、
私が最終確認に使ったページを置いておきます。

合わないと感じたら、ここで閉じて問題ありません。